デジカメ 製品レポート | No.001 |
maxell |
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超スタイリッシュなコンパクト機 |
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ついに、こんなデジカメが登場する時代が訪れた。 機能性やカタログスペックに偏りがちなデジカメの購入動機に『かっこいい』『素敵なデザイン』『いつまでも飾っておきたい』という感覚的な要素を強烈に押し出した製品である。 買ったら、まず驚くのは、そのパッケージだろう。紙製の箱でありながら、ゼロハリバートンのアタッシュケースを模したまぶしいばかりのシルバーのデザイン。ケース側面には上下に2本ずつのシンプルなラインとZD3の実物大の写真。上面にあたる所にはダイヤルキーやハンドルが印刷され、エレガントである。思わず、この箱を部屋のどこかに飾っておきたくなる。 CANONのIXYがコンパクトなアクセサリー性を多くの若者の感性に訴えたが、このZD3は、その上を行くこだわりを持つ。 |
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カメラの中身は、コニカ Digital Revio
KD-300Zと共通するところが多いかも知れない。縦と横の面積は、名刺よりも小さいサイズである。 ZD3は10,000台限定生産で、筐体前面のゼロハリバートンロゴの位置にシリアルナンバーが入る。ここに大きなプレミア性が期待できる。 |
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実機で撮影した感触としては、第一にスイッチを入れて起動する音がたまらない。映画に出てくる未来の精密機械の効果音みたいだ。あまりのコンパクトさに心もとなさを感じさせながら、レンズが飛び出す。シャツの胸ポケットからスッと取り出して撮影する様が絵になりそうだ。 このサイズで光学ズームつきは嬉しい。背面の操作系統は、十字的キー配列で慣れやすい仕様だ。2倍感度と4倍感度も設定できるため、夕暮れ時にも強い。 女性の手ならば、それほどホールド性は気にならないかもしれない。 撮影した画像は、晴天での色の抜けがなかなかである。ビビットな色が混ざり合った絵も得意のようだ。時折マゼンダが強くなるようだが、気になったら撮り直せばいい。ストロボを使った絵は、独特の雰囲気をかもし出す。 バッテリーは、リチウムイオン。充電は、ACアダプターを本体に差し込むだけの簡単仕様だ。室内なら、AC電源でバッテリー切れを心配しないで使える。 パッケージには、ストラップとソフトケースが付属する。グループで行動するときに、このZD3を首にかけていれば、さりげなく存在感を示してくれるだろう。本体はいつもポケットに、箱は部屋のインテリアに...1粒で2度おいしいデジカメだ。 |
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サンプル画像 |
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1024×768 232KB
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製品仕様 |
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画像サイズ: スーパーファイン 2048×1536 pixels ファイン 約15〜19枚 2048×1536 pixels ノーマル 約54〜64枚 1024×768 pixels 撮影素子: 1/1.8インチ正方画素インターレース読み出し方式CCD(有効画素数324万画素、総画素数334万画素) ズーム:光学2倍+デジタル2倍 液晶画面:1.5型TFT 記録媒体:SDメモリーカード・MMC(マルチメディアカード) 動画:320×240画素(QVGA)、15コマ/秒が最長15秒間 マクロ:最短6cm 露出補正: +2.0EV 〜 -2.0EV (1/3ステップ) 2001年10月発売 |
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参考URL |
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