デジカメ 関連製品レポート No.001

 デジタルステージ
LiFE with PhotoCinema


超簡単! デジカメ画像から映画をつくる

 

 『映画を観るように、写真を観よう』とのキャッチコピーで登場した『LiFE with PhotoCinema(ライフ・ウィズ・フォトシネマ)』。
 簡単な操作で、デジカメの静止画がまるで映画やTVのように動き回って、インパクトのあるアルバムに変身する。もちろん、音楽も挿入できる。このソフトでつくられた動的なアルバム (スライドショー)は『フォトシネマ』と呼ばれる。なかなかの革新的なソフトだ。
 ちなみに、2002年度「グッドデザイン賞」の大賞にノミネートされた。
 

メイン画面

   起動後のメイン画面が上の画像だ。タイトルバーがウィンドウズ標準とは違うので、未来的な印象を受ける。(ソフトはマックとのハイブリッド形式)
  このページを見ている読者なら、今、パソコンの中にデジカメ画像がいくつか保存してあるはずだ。それを動的なアルバムとしてこのソフトで生かせてしまうのである。
 操作は、かなり直感的にできる。3種類のおまかせモードがあるので、筆者はマニュアルを見なくても、インストール後、30分以内で20枚の画像を使ったフォトシネマができてしまった。
 しかも、同じ画像で、同じおまかせモードでフォトシネマをつくっても、全く同じ動きにはならない。ランダムな要素があるので、いつでも世界でたった1つのフォトシネマをつくれる趣向だ。
 オールドムービーのエフェクトも凝っており、今日撮影したカラフルなデジカメ画像が、レトロな雰囲気の漂うスライドショーに早変わりしてしまう。
 
 

古い写真やインパクトのあるスタイル、画像をどのように動かすかを操作できる

 
   フォトシネマのファイル書き出しには、同ソフト独自のものと、Web用(ショックウェーブ・フラッシュ形式)、スクリーンセーバー用がある。
 独自形式であっても、ビュアーが付属するので、ファイルの配布相手は何も特別なソフトの準備がいらない。
 スクリーンセーバー形式では、セーバー起動時でもマウス操作で音量を変えられるが、筆者のケースのように、非力なCPU(ペンティアムIII450MHz)では、音が途切れ途切れになってしまうのが残念。
 Web形式では、HTMLやCSS、フラッシュファイルなどが書き出される。Webをつくれる人ならば、HTML文書は作成されたあとでも自由に自分好みに書き換えできる。
 このソフトと競合するのもとしては、アドビのライブモーションがある。同じくショックウェーブ形式にファイルを吐き出せるのだが、操作性や軽快感などでは、LiFE with PhotoCinemaの方が上を行く。
 難を言えば、右クリックのショートカットメニューやヘルプ機能の無いこと。作り手としては『そんなものに頼らなくても動かせるソフトにしたつもり』だろうが、分からなくなったらつい右クリックや”?”マークをさがしてしまうのが大半のユーザー。制作側が面倒でもつけて欲しい機能である。

 

 

サンプルフォトシネマ
 
  筆者がソフトをインストール後1時間以内に作成したフォトシネマ。
クリックすると筆者がつくったサンプルが見られます
タイトル:遊ぶ 3.3MB

 

 

製品仕様
 
 
■基本情報

製品名 LiFE with PhotoCinema BOX
標準価格 19,800円(税別)
対応OS Windows/Macintosh(ハイブリットCD-ROM)
企画開発販売 (株)デジタルステージ

■スペック動作環境

●Windows
・ Intel Pentium プロセッサ もしくは完全互換CPU(500 MHz以上推奨)
※Pentium 4 SSE2 最適化対応済
・ Windows 98 SE/Me/2000/XP 日本語版
・ 64 MB 以上の空きメモリ (128 MB を推奨)
・ 200 MB 以上のハードディスク空き容量
・ 解像度 800 x 600、16 ビット以上を表示可能なカラーモニタ
・ CD-ROM ドライブ
●Macintosh
・ Power Macintosh (初代iMac対応)
※PowerPC G4 Velocity Engine 最適化対応済
・ Mac OS 8.6/9.1/9.2 日本語版、Mac OS X 10.1(クラシックモード)
・ 96 MB 以上の空きメモリ (128 MB を推奨)
・ 200 MB 以上のハードディスク空き容量
・ 解像度 800 x 600、16 ビット以上を表示可能なカラーモニタ
・ CD-ROM ドライブ
※PhotoCinema ScreenSaverはMac OS Xでは動作しません

■読み込み対応フォーマット

・静止画ファイル
JPEG、BMP、PICT、GIF、TIFF、PSD、PNG、TRAGA
・音楽ファイル
MP3
 
 
 

 

 

参考URL
 
 

LiFE with PhotoCinema(体験版ダウンロード可)

 

 

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